ふれ!ふれ!アメ!アメ!(練習版)

アメショの虎娘姫大暴れ日記(時々ヒト。)

私は311をどう過ごしたか。

もう一年経つのですね…。


会社(東京、日本橋)の建物はかなり古いし、
揺れてる時は正直崩れて死ぬんじゃないかと本気で思いました。
ただ、ウチの会社は外国人社員が多くて、
もの凄いパニックを起こしている人もいて、
一生懸命なだめているうちに落ち着いてきました。
この時はまだ関東が震源だと思っていたので、
これ以上の被害があるなんて思ってもみませんでしたし。


職場はファイルが本棚から落ちる程度で済んだのですが、
(後日天井のゆがみや壁の塗装はがれが判明)
皆でテレビを見ているうちに事態の深刻さが分かってきて、
電車は全く動いていない、という情報も入って、
とにかくまずは家族の無事を確認しようにも電話は通じず。
仕方なくメールを送って届くのを待つことに。
自分のことより家族の状況が分からないのがとにかく不安でした。


むしろ遠方の取引先や、
海外からの電話の方がスムーズにつながったのですが、
先方もとにかく何が起こったのかさっぱり分からないようでした。
(海外のニュースでは
日本中が地震に襲われたみたいな報道をしていたみたいですしね。)
とりあえず本社は全員無事、と説明しているうちに
家族からの無事メールがようやく届き始めました。
自宅もかなり揺れたのですが、
置物が1-2個倒れただけで済んだとのこと。良かった。


家まではとても歩いて帰れる距離ではないので
会社に泊まるつもりだったのですが、
Ru-chiの勤める福祉施設(つまり24時間居られる施設で、
しかも新しい)が徒歩圏内にあり、
「許可もらったからおいでよ」と言われたので
そちらへ移動することにしました。


移動中銀座を通ったのですが、
いつも通りの明るい通りを、沢山の人々(一部はヘルメット装着)が
黙々と歩き続ける光景が異様だったのを覚えています。
窓ガラスが割れた建物も少数ですがありましたし。


妹の職場では名乗る前から
「Ru-chiさんのお姉さんですね?」と顔パス(苦笑)。
暖かく迎えて頂き、一室貸してもらえましたが、
やっぱり興奮と不安とでほとんど寝られませんでした。
緊急地震速報が、携帯と館内放送でしょっちゅう流れますし…。
一方Ru-chiは交替職員が施設に来られず、働きっぱなしでした。
ほとんど顔を合わせることはできませんでしたが、後日
「お姉ちゃんが部屋出るたびに、『お姉さん部屋出たよー』と
要らんのに(苦笑)いちいち教えてくれたのよ。」と言ってました。
確かにトイレなどで部屋を出ると、
直ぐ脇の受付から視線感じてましたけど。珍しかったんですかね(笑)。


こうして何とか夜を過ごし、
電車運転再開を確認して無事帰宅することができました。
とにかく帰ることができてほっとしたのもつかぬ間に、
しばらく見られずにいたテレビの映像に
更に打ちのめされることになるのです。